シロアリは新築でも発生するのか、被害は出るのか? 愛知、岐阜

 

シロアリは新築でも発生するのか、被害は出るのか?

 

 

新築でもシロアリ(羽アリ)は発生しますので、その理屈をご説明します。

 

この種のシロアリというのは土壌性ですから、通常はお家の下の地中にいます。

そしてお家を新築などすると、土の表面がコンクリで覆われることにより密閉度が変わったり、振動などにより地中のシロアリが刺激を受けます。

 

そうすると女王アリが産卵する頻度を増やし、シロアリの数がどんどん増えます。

数が増えますので、自分たちが生活する巣もどんどん拡大していきますが、巣の拡大が追い付かなかったり、環境などよっては巣が拡大できなかったりします。

そうなると増えすぎたシロアリを減らす必要がでてきます。

そうした状況で、言わば口減らしとして巣の外に放出されたのが 羽アリです。

ですので新築でもシロアリ(羽アリ)が発生することは多々あります。

 

しかし最近の新築のお家の基礎はほとんどがベタ基礎ですので、シロアリが床下に侵入したり、木材が蟻害(ぎがい)を受けているとは限りません。

ベタ基礎の底と地面のあいだから羽アリが群飛する可能性もありますので、慌てる必要はありませんが何れにしろ正しい点検が必要です。

 

さらに、新築のときにもシロアリ薬剤の処理をしておりますが、これは基礎の上の約1mの高さまでの木材に散布しており、地面や基礎コンクリには散布していませんので、新築での羽アリの発生を完全に防ぐことはできません。

 

 

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