間違ったシロアリ薬剤の散布方法 愛知、岐阜の業者

間違ったシロアリ薬剤の散布方法 愛知、岐阜の業者

 

 

一般的なシロアリ業者の薬剤の散布方法は、基本的に間違っています。

どう間違っているかと言いますと、シロアリの生態に合っていないのです。

彼らはどうやら、正しいシロアリの生態を理解していないようです。

シロアリの生態に合っていないということは、次のような問題点が上げられます。

 

・シロアリの予防に支障を来す。

・ムダな薬剤の使い方により、余分な費用がかかっている。

・ムダな薬剤の使い方により、床下の木部などを傷めている。

 

順を追ってご説明します。

 

 

シロアリの予防に支障を来す

一般的なシロアリ業者の薬剤のまき方は、基本的に

「水で薄めた薬剤を大量に床下にまく」です。

このような方法が浸透してしまった理由は、しろあり対策協会がそのように指示しているからです。

本来の薬剤の使い方というのは、点検に基づいて、狙いを絞って使うものであり、予防に関しては薬剤の散布が「シロアリ予防の主体」ではありません。

そして技術の無い業者や生態を理解していない業者は、当然適切な作業ができません。

協会は、このようなシロアリの予防/駆除の技術がない業者でも、どうにか予防/駆除できる方法として、大量散布するよう指示しています。

 

 

話を戻しますが、大量散布をするとなぜ支障を来すかと言いますと、布基礎の場合、上から見た図のように例え大量にまいたとしても表面にまいただけでは、横から見た図のように土にはほとんど浸み込みません。水溜まりはにはなりますが、浸み込まずにやがて蒸発します。

1cmくらい浸み込むかどうか、という程度です。

 

そして浸み込んでいないということは、床下の地中からシロアリが上がってきた場合、地表の薬剤層(薬剤をまいた1cmくらいの層)でシロアリを止められないということです。

 

シロアリというのは組織で動く生き物ですから、少々の薬剤層があってもシロアリは突入します。

そして突入した先頭集団の何割かは、薬剤により死ぬかも知れませんが、集団の規模がある程度大きければ、第2集団、第3集団と突入し、やがてはそのシロアリの組織として、薬剤を克服されて突破されます。(突破=床下に上がって来ます)

 

以上のように、薬剤を大量にまけば何とかなると思っているようですが、意外とそうではありません。

シロアリの生態を考えればそのような結論に至るはずなのですが、こういった点からも一般的なシロアリ業者はシロアリの生態をあまり知らないのであろう、と推測されます。

 

 

ムダな薬剤の使い方により、余分な費用がかかっている

先述のとおり、シロアリの生態やお客さま宅ごとに異なる環境を踏まえた調査結果から、総合的に判断してポイントを絞らずに、闇雲に薬剤をばらまいていては、当然のことながら余分な薬剤を使っていることになります。

つまりムダな費用がかかっている、ということが容易に推測できると思います。

 

シロアリ業者は薬剤を使えば、使った分の薬剤代に「高額な利益」を乗せて請求するだけですが、そのような余分な費用を請求されるお客さまは、たまったものではありません。

これは明らかにシロアリ業者の勉強不足による怠慢であり、儲け体質が染みついた、業界の悪しき慣習である、と当社は考えます。

 

 

ムダな薬剤の使い方により、床下の木部などを傷めている

 

冒頭にて、一般的なシロアリ業者の薬剤のまき方は、「水で薄めた薬剤を大量に床下にまく」とご説明しましたが、この「大量」の具体的な数値がどれくらいかと言いますと、

お風呂一杯分=約200リットルで、薬剤の原液を100倍や200倍といった率の水で薄めますから、ばらまく薬剤の99%は「ただの水道水」です。

20坪前後の一般的なお家であれば、概ね200リットルくらいをばら撒かれます。(1坪あたり10リットル)

ただでさえ通気の悪い床下に、このような大量の「ほぼ水」をばらまかれては、床下に使用されている木材には大変な負担です。

 

200リットルもの大量の水をまけば、それが時間をかけて大量に蒸発し続けることになります。

そして床下の木部はその大量に蒸発した湿気を受け続けなければなりません。

 

更に一般的なシロアリ業者は、それを「5年ごとにまく」と言うのです。

5年ごとにお風呂一杯の水ですので、30年も住めば「お風呂6杯分」を受け続けるわけです。

つまり一生涯のうちでお家が受ける水量は、約1200リットルになります。。シロアリ業者の言うとおりにしていると。。

 

そもそも薬剤を大量にまいても意味が無い上に、ムダなお金を払って、更にお家まで傷めるという、一体何がしたいのか分からないのが現実です。

 

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