お家を新築する時はシロアリの予防、対策にもご注意ください。 愛知、岐阜

お家を新築する時はシロアリの予防、対策にもご注意ください。 愛知、岐阜

 

 

シロアリ予防において重要なのは、シロアリが営巣しているということに気付けるようにしておく、ということです。
どういう事かと言いますと、シロアリを100%予防することは物理的に不可能です。どんなに健康に気を付けても、一切の病気をしないのは不可能、というのと同じです。

 

稀に100%などと言う業者がいますがそれは傲慢です。
(技術に自信があるとか無いという意味ではありません)

仮にシロアリが発生しても、早く気づけば大きな被害を受けることはありません。

 

そもそもヤマトシロアリであれば、まともに被害を受けても大きな被害になることは稀ですが、最近の新築するお家はほとんどがベタ基礎だと思いますので、

ベタ基礎の場合の、新築のときにやって欲しいシロアリ対策/予防のポイント

をお伝えします。
また、お家を建てる順序どおりにお伝えし、その対策をする目的を分かって頂くためにシロアリの生態などを交えてご説明します。

 

 

新築時に有効なシロアリ対策

 

その① 床下の土壌にも薬剤処理

基礎を打つ前にご自身の土地の土に、シロアリ予防の薬剤を散布してください。

シロアリというのはどこからともなく湧いてくるものではなく、よそから飛んで来て床下などに営巣することも殆どありません。99.9%がお宅、若しくはご近所などの地中に生息しているのです。
従ってもともとお宅やお隣などの地中にシロアリが居なければ、その後もシロアリが発生しない可能性がきわめて高いのです。
でもご自宅の土の中にシロアリが居るかどうかを、あらかじめ知るのは困難なためシロアリがいるものとして考えてください。

 

この処置は、基礎を打ってしまった後ではできませんので、チャンスはこの時しかありません。
そして仮にお家を建てたあとにシロアリが床下に上がって来ようとしても、土の表面に薬剤を散布した層があれば、予防するには一定の効果が見込めます。

 

 

薬剤の散布の仕方についてですが、ただ土の上に散布するのではなく畑を耕すように薬剤と土をよくかき混ぜてあげると効果的です。

表面的に散布しただけでは、薬剤は1cmほどしか浸み込みません。
シロアリのバリア層を形成しておきたいという目的から考えると、やはり耕して10cm程度は浸み込ませたいです。

 

 

その② ベタ基礎底面には穴をあけない

ベタ基礎を打つ際、水道、ガス、排水などの各配管を通す穴を開けるのは、必ず基礎の側面に開けてください。(ベタ基礎の底面ではなく)
先述のその①の如く、シロアリは地中から床下に向かって来ますので、その時に基礎の底面に穴が開いていればそこから侵入します。底に穴が開いていなければ、基礎の底面に沿って基礎の外周の方へトンネルを掘り進みますので、遠回りをさせることができます。

 

 

 

その③ 玄関階段などは基礎と一体に

玄関ポーチや勝手口などのコンクリートの階段をベタ基礎と一体化してください。一体化されていないと、ベタ基礎外周部と後付けの階段部分の間(外からは見えない内部)を通って玄関土間の下に侵入され、やがては玄関の上がり框(玄関で靴を履くときに座る部分)が被害を受けます。
それが無理ならベタ基礎との間にすき間を作ってあげてください。
それも無理ならステップ部にコンクリートを流す前に、中の土に薬剤を散布してください。

 

 

その④ シロアリ頻出部の木部は念入りに薬剤を

基礎を打って、木材にて床組み部分や1階の柱が立ち上がったら、その木材部分に薬剤を散布してあげてください。

これは法改正がなされて現在ではシロアリ予防は義務化されていますので、ハウスメーカーさんや建築屋さんがやってくれると思います。
そして玄関ポーチと勝手口などのステップが基礎と一体化していない場合は、特に玄関周りやドア周りの木材と勝手口付近を念入りに処理してください。

 

 

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