良いシロアリ業者の見分け方 選び方② 愛知、岐阜
良いシロアリ業者の見分け方 選び方② 愛知、岐阜
では前回からの続きです。
(前回の① 「坪単価」を用いた合計金額だけではなく、費用の内訳を明示してくれる
については⇒コチラをご覧下さい)
② 床下中に薬剤を100Lも200Lもばら撒いて、びしょ濡れにしない
これに関しては、ホントに多くのシロアリ業者が勘違いしている項目です。
一般的なシロアリ業者は、駆除であれ予防であれ、必ず床下全域に薬剤をばら撒きたがります。
なぜかって?
それは全体にばら撒いておけば、失敗がないと思っているからです。
言い換えるならば、病気が怖いから、全ての種類の薬を飲むようなものです。
普通はそんなことしませんよね。必要なものを必要なだけ摂取すると思います。
シロアリ業界として一番避けたいのは、知識や経験に乏しい業者が駆除や予防に失敗して
お客さまと揉めることです。
だから「全面にばら撒いておけば失敗はないだろう」という安易な発想に至っています。
何とも情けない限りです。。
しかし全面にばら撒いたところで、実は問題は解決しません。
理由は2つあります。
① 昨今のお家はベタ基礎(画像のように床下全面がコンクリ)が主流です。
そしてシロアリが生息するのは基礎の下の土の中ですから、コンクリートの上にいくら薬剤を
ばら撒いたところで、土中のシロアリには何の意味もありません。
例えば腕を骨折して、石膏で固めた上にシップを貼るようなもので、余分な薬剤費と作業費が
かかるだけなのはお分かりいただけるでしょう。。
本来薬剤というのはシロアリの生態と点検の結果を加味して、的を絞って使うべきものであって
やみくもにばら撒くものではありません。先述のお薬のお話と同じです。
② そしてもう一つ重要なのは、床下のような通気の良くないところに大量の薬剤をばら撒けば
水分が大量に蒸発して、お家に使っている色々な建材が湿気を吸って、特にアレルギー体質な方や
敏感な方のお宅では、ごく少数ですがシックハウスのような症状が出た例も過去にはあります。
これは薬剤の有効成分の問題ではなく、薬剤の使い方の問題であることがお分かりかと思います。
ちなみに一般的なお家では、150リットルや200リットルもの水で薬剤を薄めます。
この水の量は、お風呂一杯分以上に相当する、かなりの量です。
これを通気の良くない床下にばら撒いて、びしょ濡れにするのです。。
よく「ウチが使っている薬剤は安全です」「薬剤の成分を確認しよう」という業者がいますが
当社としては「いえいえ成分の安全性は取説を見れば分かりますよ。問題なのは使い方でしょ?」
と言いたいのです。。
当社の使用している薬剤の詳細につきましては、⇒コチラをご確認下さい。
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