バルコニーやテラスはシロアリにやられやすいのか?
バルコニーやテラスはシロアリにやられやすいのか?
お客さまからよく頂くご質問です。
ご質問の前に「バルコニー」「ベランダ」「テラス」といった間違えやすい建築上の名前をおさらいしておきましょう。
誤解があってはいけませんからね。^^
基本的には挿絵のように定義されています。
絵はマンションのものですが、戸建てのお家でも同じです。
バルコニーとは、2階以上の「屋根のないベランダ」と思って頂ければ結構です。
屋根があればベランダです。
そして1階は少しあいまいですが、基本的にはテラスという表現でOKです。
要は「お家の基礎の上に乗っていない」のがポイントで、屋根(ひさし)があっても無くてもタイルやコンクリが敷いてあるのがテラスです。
カフェのオープンテラスのイメージです。逆にお庭との線引きが少しあいまいになりますね。
また、下の写真のようなウッドデッキはテラスとは見なさないことが多いです。ややこしくてすみませんね。^^;
よってタイトルの「バルコニー」は、恐らく「テラス」若しくは「デッキ」のことだと思いますので、そのように回答しますね。
テラスは先ほどのとおり、お庭の土の上にコンクリやタイルを敷いていますので、もしシロアリがコンクリで守られたその下の地中に
いたら、彼らは安心して活動(営巣や出産など)をすることができます。
それが家屋から1mほどしか離れていない所にいれば、もしかするとお家の方に来る可能性はあります。
またウッドデッキの下の地中にシロアリがいた場合は、地中に接地しているデッキの足の部分がシロアリに食われる可能性はあります。
これはあくまでも地中にシロアリがいれば、のお話ですが、シロアリがいるかいないかは分かりませんので、やはり数年おきにでも
技術者の目で点検するのが一番効果的です。いるかいないか分からない所に、薬剤をまき続けるよりも。
そしてお客さまのお宅ごとに環境は異なりますので、それぞれにカスタマイズして対処するのが一番経済的です。
最初のご質問「テラスはシロアリにやられやすいか」
に対する回答ですが、「シロアリがいれば狙われるが、点検などの対処で十分に太刀打ちできる」です。
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