羽アリとシロアリの違い 発生原因は?駆除方法は? 愛知、岐阜

羽アリとシロアリの違い 発生原因は?駆除方法は? 愛知、岐阜

 

羽アリとシロアリの違い

 

羽アリというのは、シロアリの組織(ピラミッド状)において、一つの階級であると言えます。

 

 

 

 

一つの巣でのシロアリの階級は図のようなイメージで分かれています。

 

そして羽アリは、生まれた時から羽アリなのではありません。

シロアリというのは、巣の大きさに対してシロアリの数が増えすぎてしまった(女王アリが卵を産み過ぎてしまった)場合に、口減らしやリストラのような形で一部のシロアリを巣外に放出します。

 

その時に放出されるのが、図のピラミッドの上から2番目に位置する「ニンフ」と呼ばれる、副女王アリや副王アリといった生殖機能をもつ、次期幹部のシロアリたちなのです。

 

そして通常はニンフとして、女王アリの周囲にいますが、いざ口減らしとなったら、女王がフェロモンを出し、彼らに羽を生やします。(少し不思議な現象です)

ニンフはそのタイミングから「羽アリ」になります。

 

 

羽アリ発生の原因と駆除などの対策

 

羽アリが発生する原因は先述のとおり、シロアリの数が増え過ぎたことによる口減らしです。

ちなみに当社の対象地区である愛知県(三河の一部を除く)と岐阜県に生息するシロアリの種は、99%以上がヤマトシロアリと言いまして、シロアリの種としては、一つの集団の営巣規模が比較的小さく、多くても1万匹程度の種です。

そしてその中のニンフの割合が、2、3%程度ですので、約200匹くらいの羽アリが放出されるイメージになります。

 

次に駆除などの対策についてですが、先述の羽アリの原因のくだりをご覧いただくと分かりますが、羽アリは「口減らし」が目的ですから、羽アリ出るということは

シロアリの巣がある程度(口減らしができるほど)の規模に達している可能性が高い

ということになります。

 

ですので羽アリが出てしまったら、慌てる必要はありませんが、シロアリ業者にご連絡いただき、キッチリ点検をしてもらった方がいいと思います。

 

 

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