床下にカビがあるとシロアリがわく? 愛知、岐阜

床下にカビがあるとシロアリがわく? 愛知、岐阜

 

 

床下にカビが確認されたからと言って、シロアリが寄ってくるということはありません。

まずシロアリは「わく」ものではなく、もともと土の中に生息しているものです。

 

よくお客さまからご相談をいただくのが、

 

「よそのシロアリ業者で点検してもらったら、『床下にカビがあるから危険ですよ』と言われた」

「シロアリ業者に『床下にカビがあるのは湿気ている証拠ですよ。シロアリは湿気が好きだからやられますよ』と言われた。」

 

といった内容です。

勉強不足のためか、誤解しているシロアリ業者が多いので以下のように訂正しておきます。

 

 

カビが発生していてもシロアリは寄ってきません

 

シロアリは視力が退化していますし、嗅覚が特別優れているわけでもありませんので、ニオイにも反応しません。

つまりシロアリが進んだ先にたまたまカビがあったという結果論です。

 

そして何よりシロアリは、実は「か弱い」生き物で、他の生物と接触することを好みませんので、むしろカビを避けます。

 

 

シロアリは床下に湿気が無くても侵入します

 

シロアリは床下に上がってくる時も、土の中と同じような「適度な湿度と温度」を保つため、「蟻道(ぎどう)」というトンネルを構築しながら進みます。

 

蟻道は、土の粒を自らのフンで固めて作りますが、先述のとおりその蟻道の中は、適度な湿度と温度が保たれていますので床下に湿気が無くても、侵入するにあたって何も問題が無いことがお分かりかと思います。

 

例えば、我々が灼熱の砂漠にいても、走行しているクルマの中がエアコンが効いていて、遮熱や断熱がされていれば問題ないのと同じです。

 

 

以上のように最近のシロアリ業者は、勉強不足で本当に知らないのか?
知っているが儲けるため (床下換気扇や湿気取り剤などを売りたい) に知らないフリをしているのか?
は分かりませんが、当社はお客さまのために、正しい情報を発信して参ります。

 

 

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