ヤマトシロアリの特徴と被害 駆除方法などをご紹介

ヤマトシロアリの特徴と被害 駆除方法などをご紹介

 

 

今回は、当社の対象エリア内のシロアリの99%を占める、ヤマトシロアリについて色々と分かりやすく、詳しくご紹介したいと思います。

 

 

ヤマトシロアリの特徴

 

ヤマトシロアリは、その「ヤマト(大和)」という名のとおり、日本全域に生息する日本を代表するシロアリと言っても過言ではありません。

このヤマトシロアリは、北は北海道の名寄市という、旭川市よりももっと北に位置する都市で生息が確認されており、南は九州/沖縄にも生息する種です。

 

 

ヤマトシロアリの羽アリ

 

日本に生息する主なシロアリというのは、種の集団が大きくなると、巣別れと口減らしを兼ねて羽アリとして巣外に放出する習性(群飛)があります。

この羽アリが群飛する時期というのがある程度決まっていて、ヤマトシロアリであれば概ね4月~5月になります。

シロアリの身体は基本的には白というか、クリーム色っぽい色をしていますが、この羽アリは全体が黒っぽいというかグレーっぽい色をしています。

 

 

ヤマトシロアリの被害

 

ヤマトシロアリは、一つの集団に生息するシロアリの数が、少ないと数百匹で多くても数千匹程度がほとんどで、これは国内に生息するイエシロアリと比較すると明らかに少ないです。

よって私たちの家屋に及ぼす被害も、イエシロアリと比べると非常に小さいです。

具体的には、イエシロアリはヤマトシロアリの100倍近い集団を形成しており、早いと1年以内に家屋の2階にも到達が可能で、被害額も100万を超えることもありますし、家屋の強度に影響を及ぼす場合もあります。

一方のヤマトシロアリは、10年以上などのよほどの長期間、放置でもしない限りは、家屋の強度に影響を及ぼすことは稀で、被害額も当社の知る限りでは多くて10万程度です。

 

 

ヤマトシロアリの駆除方法

 

営巣範囲としては、地中もしくは地上(床下の基礎や木部)にざっくりと1坪程度の広さが一般的で、それが敷地内に2か所あったり、庭にあったりといったイメージで、間違っても床下中に巣や被害が広がるといったことは基本的にはありません。

よって駆除方法としては、地上(床下の基礎や木部)に営巣している分については、巣(蟻道や泥被)を破壊し、また木部については孔道を確認し、表面的には無害に見えても内部が食害にあっているケースもあるため、打診音などで確認した上で薬剤を散布しておけば、おおむね駆除は可能です。

また地中にも巣がつながっているため、布基礎であれば基礎部分の土を掘り返して巣穴の奥へ薬剤を浸透させたり、ベタ基礎であれば浸入口となった部分に薬剤を浸透させたり、場合によってはコンクリートに穿孔して薬剤を注入したりします。

 

 

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