ヤマトシロアリの被害の大きさは如何ほど? 愛知、岐阜

ヤマトシロアリの被害の大きさは如何ほど? 愛知、岐阜

 

 

ヤマトシロアリの被害について、土台や柱の取り換えが必要になるほど被害にあうのは非常に稀なことで、多くの場合は建物の強度に関与しない床組材や畳下地、壁下地などの被害です。

芯のある土台や柱は、先に木材周辺の柔らかい部分が被害にあいますので、この被害だけについていえば、1年でも数メートルの被害が出る場合もあります。

しかしこの場合、土台の角が柔らかくなる程度で、土台の強度や健全性は失われません。

 

全国の古民家や神社仏閣などでも、ヤマトシロアリの被害が見られますが、倒壊の危険性がないのはこのためです。

またヤマトシロアリ、分散型の種ですので、建物の外にいるシロアリが建物に侵入して来ることはほとんどありません。

 

ただヤマトシロアリでも、新築やリフォームなどの環境変化の直後は、急激に活動が拡大することがあり、運が悪いと数ヶ月で柔らかな材木など(垂木、床板、紙類、畳、断熱材など)に大きな被害が出ることがあります。

更に運が悪いと、この動きが集団の拡大をもたらし、活動範囲が天井までに達することがあり、この時、柔らかな天井裏の小屋組材、梁、桁と言った構造材にまで被害が及ぶこともあります。

 

ですので「リフォームをされる場合は必ずご連絡いただき、その1,2ヶ月後には一度点検が必要」になります。

もちろん、このようになるまでには何らかの予兆が出るはずですので、ピンポイントの駆除や定期的な点検で充分に対処できます。
よって重要なことは、10万円ものお金をかけて薬剤をまくことではなく、的を絞って技術者が点検することで、不測の事態を回避することができます。

 

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