シロアリ駆除薬剤の安全性について誤まった認識

 

シロアリ駆除薬剤の安全性について誤まった認識

 

 

愛知県、岐阜県でシロアリの駆除、予防をご検討の皆さま

シロアリ業者の言う「薬剤の安全性」について知っておいていただきたい事があります。

 

 

薬剤の安全性について言及するとき、普通のシロアリ業者は

 

「当社の使用している薬剤の成分は安全です!」

 

と言いますが、最近の薬剤は専門機関の認定を受けていますので、危険な成分というのはほとんどありません。

 

本当に重要なのは成分ではなく薬剤の使い方です。

 

ご存知の方もみえるかも知れませんが、普通のシロアリ業者がシロアリの予防や駆除をするとき、お客さま宅の床下には、実にお風呂一杯分もの水をばら撒いて、びしょ濡れにしていきます。

 

一般的に使用されている薬剤は、ほとんどが水で希釈する(薄める)タイプで、20坪前後の普通のお宅ですと、だいたいお風呂一杯分=約200リットル になります。

 

薬剤の原液を100倍、200倍で薄めますので、床下にばら撒いている薬剤の99%は、実はただの水道水です。

 

水で薄めるのはいいのですが、床下にお風呂一杯分もの水をばら撒くと一体どうなると思われますか?

 

 

まず床下の木材にとっては結構な負担です

 

そのような大量の水道水が、床下で大量に蒸発しますから、床下の木材たちはその湿気をダイレクトに受けます。

 

これから何十年も住み続けるお家に、木材の大敵ともいえる湿気を与え続けるわけですから、これは木材たちにとっては結構な負担です。

 

しかも普通のシロアリ業者は、

5年ごとに薬剤をまかないと危ないですよ

と囁きます。

 

冗談じゃありませんよ。

 

そのように定期的に大量の湿気を受け続けたら、木材には負担でしかありません。

新築の時に、まだ柱しか建ってない状態で薬剤処理をするのとはわけが違います。

 

 

 

 

ついでに言いますと、シロアリ業者はよく

「床下に湿気は禁物です」
「乾燥させましょう」
「換気扇を付けましょう」

と営業をかけますが、自分たちで床下を湿気させているのはいいのでしょうか。。
完全なる矛盾ではないでしょうか、、彼らはどう答えるのか聞いてみたいものです。

 

 

 

 

 

そして何より心配なのは居住者への負担

 

床下にそれだけ大量の水道水を撒いて、大量に蒸発しますから、床下の環境に影響を与える可能性があります。

 

これは各ご家庭によって、床下の通気具合、家屋の構造や使用している部材など条件が異なりますから、どういった形で現れるかは分かりません。

 

身体が敏感な方、小さいお子さん、お年寄り、ペットなど体調不良を訴える方は一定数は必ずいます。

 

もちろん当社ではありませんが、業界内で実際にあった例としては、普通のシロアリ業者がシロアリの予防と称して、床下に大量の「水で薄めた薬剤」を撒いたあとに、シックハウスのような症状を発症して、結果的にそのお家に住めなくなりました。

 

これはお家の構造や部材や居住者の体質などの様々な要因が、運悪く重なって起きてしまったと考えられます。

殆どのお客さまは大丈夫なのですが、運が悪いとこういった事も懸念されます。

 

 

というように薬剤が問題になるケースは、上記のとおり薬剤の撒き方(使い方)であって、成分自体が原因になることは現在では殆どありません。

 

 

とは言え、そこでお客さまが疑問に思われるのは

 

「薬剤をまかないとシロアリを防げないのでは?」という点でしょう。

 

確かにそのとおりです。まずはシロアリは防がないといけません。

しかし、現在の薬剤を大量にまくというやり方は、そもそもが

「シロアリの技術、知識がない(乏しい)業者でも失敗しないように、とにかくたくさんばら撒く」

という発想に端を発しています。

 

要は、患者さんの診断をできないお医者さんが「とにかく薬を飲ませておけ」というのと同じです。

 

それで大量の薬剤を手あたり次第撒く、という悪しき習慣が根付いています。

当たり前すぎて、経験の浅い業者ですとそれが

悪しきこと」

であることにすら気付いていないかも知れません。

 

 

本来、薬剤と言うのはシロアリ予防や駆除において、必要なところに必要な分を使用するのが基本です。

 

それはそうです。

 

お医者さんがキチンと診察して、必要に応じてお薬を用いると同じです。

 

きちんとしたシロアリの生態や薬剤に関する知識と技術をもったシロアリの技術者であれば、無意味にばら撒くようなことはしません。

 

 

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。
  • コメント (0)
  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る