シロアリは木材の修繕が必要なほど被害を与えるか?保険が500万?

シロアリは木材の修繕が必要なほど被害を与えるか?保険が500万?

 

 

シロアリは、床下の土台や大引などの木材を修繕しなければならないほどの被害を与えるか否かについて

 

愛知県(三河の一部を除く)や岐阜県では、高いお金をかけて大量の薬剤をまかずとも、きちんと点検がされて、必要最低限の薬剤処理がされていれば、答えは「ほとんどが NO」と言えます。

 

※「保険」が使えるということは、当然シロアリ業者が予防処置をしないことには保険は付かないですから、シロアリ業者が予防処置をしたあとで被害が出た、ということになります。

 

そしてシロアリの保険適用期間は、予防処置から「5年以内」というのが一般的ですので、つまりシロアリ業者の予防処置から5年以内に「シロアリの被害を受けた」場合に保険が使えるということです。

 

しかし三河の一部を除く愛知県や、岐阜県のほぼ全域に生息する種のシロアリでは、たった5年で家屋の修繕が必要な被害を出すことは容易ではありません。

 

まして500万円もの被害など、過大広告にも等しいです。

 

「ほとんど」という理由は、現在、私たちのお家に影響を及ぼす主なシロアリは、ヤマトシロアリイエシロアリという2種類になり、ヤマトシロアリとは北海道から沖縄まで日本全域に生息する種ですが、一つの集団のシロアリの数も少ないため、仮に床下に発生したとしても、短期間で木材の修繕が必要なほどの被害を出すことは稀です。

 

一方のイエシロアリは、主に西日本などの南の地域(稀に関東や中部地方でも生息が確認されますが)に多く、一つの巣の規模で言いますと、ヤマトシロアリの数10倍~100倍というレベルですので、イエシロアリの生息地域では予防や駆除作業はなかなか困難な場合も多々あります。

 

しかし愛知の尾張地方や一部を除く三河地方、岐阜県全域では、比較的対処が容易なヤマトシロアリが、約99%以上を占めますので、冒頭のとおり

 

愛知県(三河の一部を除く)や岐阜県では、高いお金をかけて大量の薬剤をまかずとも、きちんと点検がされて、必要最低限の薬剤処理がされていれば、答えは「ほとんどが NO」と言えます。

 

 

シロアリの保険金が500万円??

 

「定期的に」とはどれくらいの頻度かと言いますと、約5年が目安になります。

 

そして冒頭でも触れましたが、定期的な点検 は高いお金を出して床下中に薬剤の散布をしなければならない、という意味ではありません

 

ヤマトシロアリ地域であれば、5年ごとに点検さえしていれば、修繕が必要なほどの被害はまず出ません。

 

ましてや保険金 500万円 といった高額なシロアリ保険なんて必要ありません

 

ヤマトシロアリで、修繕が必要なほどの被害が出たケースと言いますのは、シロアリがいながら10年以上というレベルで放置していた場合です。

 

当社の経験上、5年ごとに点検をしていて木部が食害を受けて修繕した例は、かかっても20万円程度があったくらいです。

 

定期的に点検していれば、その程度なのです。

 

かかっても20万円程度の修繕が発生するモノに対して、なぜ5年ごとに大量の薬剤をまいて、10万円や20万円という予防費用を払う必要がありましょうか。

 

 

 

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。
  • コメント (0)
  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る