シロアリ薬剤の安全性 大量散布の効果 愛知、岐阜

シロアリ薬剤の安全性 大量散布の効果 愛知、岐阜

 

 

最近のシロアリ業者は薬剤の「安全性」と言うと、すぐに有効成分が「劇物か普通物か」という観点にばかり言及する傾向がありますが、現状で着目すべき安全性の意味を誤解しています。

 

単刀直入に言いますと、「劇物」、「普通物」と言った成分の話は、既に評価機関の方で解決しています。

一部には劇物を使用した薬剤も確かにありますが、それはシロアリへの有効性を維持した状態で、成分の含有率が調整されています。

解決しているからこそ、認可が下りて商品化されて現場で使用できる状態にあるのです。

よって今更「当社の薬剤は安全です」と言っても、安全だから業者さんが購入できてるんですよ、というお話です。

 

 

シロアリ薬剤の散布量

 

では何に着目すべきかと言いますと、薬剤で問題になっているのは薬剤の成分ではなく、薬剤の使い方です。

しろあり対策協会が推奨する薬剤のまき方についての考え方は、

「予防や駆除技術に乏しい業者でも失敗しないように、とにかく床下全面にまきなさい

といった内容です。

 

そのため「標準仕様書」という書面には、はっきり「1㎡ あたり3L散布する」と明記されています。

1坪は3.3㎡ですので、3.3×3L ≒ 10リットルとなり、1坪当たり10リットルまきなさい、という指示になります。

 

勘のいい方はお気付きでしょうが、これは実はとんでもない量です。

例えば20坪の一般的なお宅ですと、10リットル×20坪=200リットルになります。

200リットルとは、お風呂一杯分に相当します。

床下のような換気の悪い所にお風呂一杯分のお水ですので、布基礎でも水たまりができますし、ベタ基礎ですとプールのような状態にもなりかねません。

※現在、主流の薬剤は、原液を水で100倍などに希釈するタイプですので、床下にばらまかれた薬剤は99%がただの水道水です。

 

そして床下に大量にばらまかれた「ほぼ水道水」は大量に蒸発し始め、床下や家屋の環境に影響します。

それは、どのような形で表れるか、ケースバイケースですので分かりません。

床下の木材にダメージを与え、木材の寿命を縮めるかも知れませんし、木材にカビを発生させ、居住者にシックハウスのような症状を発症させた例も実際にあります。

※シックハウスについては以下の引用を参照ください。

 

建材や調度品などから発生する化学物質、カ ビ・ダニなどによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候 群」と呼ばれています。 「シックハウス症候群」は、医学的に確立した単一の疾患ではなく、居住に由来する様々な健 康障害の総称を意味する用語とされています。

 

シロアリ薬剤 大量散布の効果

 

更に残念なことに、このように闇雲に大量に散布しても、実はそれほどシロアリ予防の効果はないのです。

そして最終的にこのような無知な業者のせいで、ムダな薬剤とお金の負担を負わされるのは、お客さまなのです。

 

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