シロアリ業界の悪しき習慣 坪単価という考え方の矛盾

シロアリ業界の悪しき習慣 坪単価という考え方の矛盾

 

 

シロアリの予防や駆除をする場合の費用について、現在のシロアリ業界には「悪しき習慣」があります。

 

一般的なシロアリ業者に予防や駆除を依頼すると、床下を点検して、シロアリがいなければ「予防用の金額」で見積りを出され、もしシロアリがいたら「駆除用の金額」で出されます。

 

愛知や岐阜のシロアリ業者の相場は、大手や個人等によって違いますが、概ね以下のような感じです。

 

・予防: 1坪あたり 4,000円~8,000円くらい

・駆除: 1坪あたり 7,000円~1万円くらい

 

さて、ここで目に付くのが「1坪あたり」というワードです。

例えば、坪単価が5,000円の業者で20坪のお宅で予防作業をするのであれば、5,000円×20坪=10万円 という計算方法です。

 

そして床下にシロアリがいた場合は、予防よりも高い駆除の坪単価で請求されるのが普通ですので例えば、坪単価を8,000円としますと、8,000円×20坪=16万円 という金額になります。

 

駆除の計算方法では、駆除の単価に、お家全域である 「20坪」 をかけています。

ということは、シロアリが床下の全域に発生していなければ、話が矛盾します。

 

愛知や岐阜に生息する種類のシロアリは、床下全域に発生するような生態なのでしょうか?

 

答えは、NO です。 前ページでも説明させていただいたとおり、この地域に生息するのは、99%以上がヤマトシロアリです。

ヤマトシロアリは、一つの集団で活動するシロアリの数が少ないですので、床下に発生しても、精々1坪くらいの範囲で、場合によってはそれが2か所ある、というレベルです。 ※下図参照

 

 

となれば、シロアリのいた範囲を駆除用の単価 で請求して、シロアリがいない範囲(残りの18坪)は予防用の安い単価で計算すべきだと思いませんか? シロアリがいなかった範囲は、駆除する対象がいないわけですから。

 

例えば、20坪のお宅に2坪くらいの範囲にシロアリの蟻道など発生が見られた場合、

 

駆除単価 8,000円×2坪=1万6,000円

予防単価 5,000円×18坪=9万円

合計 10万6,000円  とすべきです。 ※全て駆除単価で計算すると、8,000円×20坪=16万円

 

ちなみに駆除用の費用を請求しても、シロアリがいなかった18坪で行う作業は、通常の予防と全く同じです。
つまり、差し引き 16万-10万6,000=5万4,000円は、お客さまがムダに払わされたお金ということです。

 

これもまた、シロアリ業界に蔓延する、悪しき習慣の一例です。

 

 

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